Q

Q6.法師宗が掲げる大きな教えとはなんですか?


A

 仏教は、教義の解釈をめぐって、「大乗仏教」と「小乗仏教」に分かれます。
 小乗仏教は俗世間をはなれ、出家者としてきびしい宗教生活をおくることで、悟りをひらこうというものです。
 一方、大乗仏教は、暮らしの場である家庭や社会生活のなかで、宗教的な意義を見いだし、悟りを求めようというものです。大乗とは「だれでも救える大きな舟」にたとえられますが、在家・出家の区別なく、すべての人を平等に悟りへと導いていく教えなのです。
 法師宗では、この大乗仏教の教えに則り、「毎日の生活のなかで、法華経による先祖供養を実践していく」ことを基本としています。この“先祖供養”とは人任せにすることではなく、“子孫自ら”が御仏の教えのありのままを行じたことによる徳を回向することです。
 「日々の暮らしのなかで、ひとりの人間として、御仏の心にかなう菩薩行を日々実践し、御仏の境地へと近づく」というのが、私たちが掲げる大きな思いといえます。


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