Q

Q4.法師宗と無学大師とのかかわりを詳しく教えてください。


A

 法師宗の開祖・齋藤両祖師は、先祖供養を通して法華経を実践する在家成道の真の御教えの源泉を一心に探し求め、「立教開宗の日」から6年目の昭和25年、ついにその源泉を突きとめたのです。その光り輝く大本とはまさしく、大正7年に惜しくも遷化された無学大師でした。
 そこで、無学大師の御教えを正統継承された正学恩師の門をたたき、法華経を実践する在家仏教の在り方について、凛然と法論を交わしました。そんなある日、無学大師が生前に「自らの死後、法華経を信奉する夫婦が来訪する。その夫婦に先祖供養に基く法華経の実践者である証の全てを託すまで、しっかり護持するように」と遺言されていた事を明かされたのでした。
 これを聞いた齋藤両祖師は、まさしく御仏のお導きと心深く感謝し、その後も幾度となく法論を重ねました。そして、無学大師の三十三回忌に当たる昭和25年、「無学大師の御意志を継承して、先祖供養を基にした法華経の行践流布に努められるのは、正しくあなたがた御夫妻です」と、正系法脈の法嗣の『証』を託され、無学大師の正統継承者となりました。


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